夏の暑さの中で、ヘアカラーを長持ちさせる秘訣とは?
夏はカラーリングの褪色(色落ち)がしやすい季節です。特に6月からは紫外線(UV)の量が急激に増えるので注意です!以前と同じケアだと急に髪の表面部分が色落ちしてしまった…ということもあり、注意が必要です。
どうすれば一度したカラーを暑い時期に長持ちさせることができるのか?この時期お客様からの相談も多いこの事にお答えしていきます。
どうして夏は、カラーしても色落ちが早いの?
そもそも夏は、どうして褪色(色落ち)が進みやすいのでしょうか?大きい原因は2つあるといえます。
1.熱により褪色する(夏の暑さ自体と、髪の毛の伸びる速さで色落ちしやすい)
2.紫外線により褪色する(髪の表皮が紫外線でダメージを受け、中の色を逃がしてしまう)
1の熱の影響については、直接の熱の影響もありますが暑い時期は新陳代謝で髪の毛が伸びるのも早く、その分表皮を守り切れずに色落ちがしやすくなるということもあります。正直影響は全体的にゆっくりなもので、それほど影響は大きくなく対策もしづらい所があります。
2の紫外線の影響が実際には大半なので、この紫外線対策をして髪の表皮(キューティクル)を紫外線から守ることが、対策の柱となります。特に「カラーリングをしたけど、髪の外側(表面部分)だけ色が変わってきた」という場合は明らかに熱ではなく紫外線による色落ちなので、手を打っていく必要があります。
夏の紫外線から髪を守ることにできること!
では、紫外線対策としてどんなことができるのでしょうか?ざっと挙げてみました。
ヘアカラー専門店のシャンプーを相談の上で使用する
シャンプーの中には髪の表皮(キューティクル)を紫外線からダメージを受けにくくする成分が入っているものもあります。カラーリングしたお店では、その後のケア(長持ちさせること)を念頭に置いた専用シャンプーを使用、販売しているところも多いです。担当スタッフさんに紫外線対策をしたいことを伝え、良いシャンプーを紹介してもらえるのであればそれが一番です。
できるかぎり紫外線に当たることを避ける
これは当たり前といえば当たり前にできることですが、生活習慣的には大変なことです。(一歩も外に出ないわけにはいかないですしね…)ただ『髪の毛も肌と同じで日焼けするんだ』という感覚で意識して守っていくことが大切です。シチュエーション的に帽子をかぶれる場合はかぶる、できるだけ髪が直射日光に当たることは避ける…など、何気なくできる当たり前のことを心がけていきたいものです。
UVカットのスプレーなど、ヘアケア商品を使う
お肌でも日焼け止めのスプレーやクリームがあるように、実は髪の毛の為にもUVカットのスプレーがあります。市販でもいろいろ発売されていますが、髪にも使用できるものをしっかり見て選んでいくことが大切です。またその中には『髪・服・肌すべてに使用できる』というものもありますが、『髪専用』の物も販売されているのでできればその方が効果が高いでしょう。
どのようなものがいいかについてはカラーリングしてくれるスタッフさんに相談してみるのも一つの方法です。肌と同じように外出前に髪の表面にしっかりスプレーする…これでだいぶ色落ちは違ってくるはずです。
それでも一部褪色してしまったら?
いくつかのやり方で、夏の(紫外線の)色落ちはかなり抑えることができます。しかしそれでも完全にカットするのは難しいですし、どうしても髪の表面部分に色落ちが目立ってきた場合はどうすればいいのか…?
紫外線による髪の表面部分のみの色落ちであれば、カラーコンシーラーを使ってカバーしていくやり方もあります。市販のものも多いのですがどんなもの(色)を使えばいいかについてはスタッフでもアドバイスが可能ですのでどうしても気になりそう…という場合はご相談ください!
髪の毛も肌と同じように日焼けしますが肌と違い「痛い、熱い」とは感じません。だからこそしっかり自分から気を配って、夏の時期を乗り切りたいものです。